一目でわかる 人生の達人たちの村

エルソルシンノンブレは、お年寄りたちと、それを支える人たちが直面しているさまざまな問題に焦点をあて、物心両面で支えていくことを目的としています。

豊かさを生きる - 私たちが目指すもの


『人に歴史あり』という言葉が示すように、お年寄りの方々の一人一人の人生に、それぞれの大切な歴史があります。

「この世に生まれてよかった」「自分の人生は無駄ではなかった」「自分の人生は意義あるものであった」と、全てのお年寄りが自分の人生に価値と意義を見いだせ、誰もが尊厳と敬意をもって接せられながら、人生を楽しみそして人生の充実感を味わえるように、本当の意味でのクオリティ・オブ・ライフ( QOL ) の高い生活を過ごすことのできる社会を私たちは目指します。

人生の後半を迎えたときの健康の維持に重要な要素として、社会への関わりがあげられます。
多様な知識と技能を持つ、人生の達人であるお年寄りが無理なく働ける場を地域に確保して活躍してもらう『生きがい就労』。それがお年寄りの心身の健康維持、仲間作りにつながりますし、長年培ってきた知識を経験を地域や子どもたちの教育に還元することにもつながります。

そこには、お年よりも、認知症を始めとして介護を必要としている方も、子育て中の親も障害者も排除しない社会があります。
お年よりも、障害のある人も、それぞれに役割のある暮らし、互いにかけ合う「ありがとう」
誰もが尊厳と敬意をもって接せられながら、ひとそれぞれの、その人らしい人生を支えることのできる社会を私たちは目指します。

この中には、終末期の方々が、限られた残りの人生を充実したものに出来るケアやサービスも含まれます。


生きがい就労 


『生きがい就労』。お年寄りが無理なく働ける場を地域やコミュニティに確保して活躍してもらうことです。それがお年寄りの心の張りや健康維持、仲間作りにつながりますし、人生の達人たちが長年培ってきた知識や経験を地域・コミュニティや時代を担う子どもたちに還元することにもつながるからです。

例えば、地元の農家の人と一緒に休耕地を利用して野菜や果物を作ったり、24時間休みがない子育てで孤立しがちなお母さんたちに対する子育て支援。 

幼稚園や保育園で子どもたちに本の読み聞かせをしたり、共働きの家庭や母親が働きに出ている家庭の小中学生或いは高校生を対象に、学校の授業が終わった後の時間も、『アフタースクール』、つまり『放課後教育』の場と位置づけて地域の学校や学童保育、或いはコミュニティで、『市民先生』として、放課後のカリキュラムとして英会話や国語、算数などを教えたりするなどの学習支援。

また、石蹴りや、メンコ、ビー玉やおはじきを使った昔の遊びを教えたり、料理を作ったり、ダンスをしたり、写真を撮ったり、裁縫や工作をしたり、パソコンをしたり、絵を描いたりなど 『放課後も、子どもたちにとって、持ってうまれた可能性を広げることが出来る、大事な人格形成の時間と空間である』 という発想のもとに、人生の達人たちの持つそれぞれの知識や技能・経験を活用して、子どもたちが毎日楽しく自分の好きなプログラムで過ごせるような工夫を提案します。

お年寄りは子どもからエネルギーをもらい、子どもはお年寄りから彼らの人生を通じて得た叡智と経験、そして温かさと安心をもらうことになります。

お年よりも障害のある人も、それぞれに役割のある暮らし

ともすれば、忙しい現代社会で社会の片隅に追いやられ孤立しがちなお年寄りたちが、自分を必要としてくれていると感じて、自分のやることをみつけながらできる社会参加や就労に結びつき、笑顔を見せる・・・。

私たちは、人生の達人たちがその人らしく仕事や社会参加への道を開くことを目指しています。


音楽と朗読で達人たちを元気にする


 エルソルシンノンブレでは、プロの音楽家を始めとするスタッフが、 『音楽のボランティア』 として介護施設を訪問しています。
 達人たちと一緒に、様々な音色の楽器の演奏や音楽
のゲームを楽しんだり、小学唱歌や歌謡曲を歌っています。

失われた力を呼び覚ます音楽と歌

 普段他の人と話すこともなくただ黙って寝たままで、ご家族の呼びかけにも反応することの少ない認知症が進んだ方々でも、懐かしい歌や音楽が流れると、笑顔を見せ始めたり、手や足でリズムをとったり、一緒に大声で歌い、歌詞カードを見て2番、3番まで歌われるので、ご家族や施設の方までびっくりされるようです。

 「音楽や歌の力はすごいと思います。 まるで高齢の利用者さんの失われた力を呼び覚ますようです。 
 利用者さんたちが、大きな声で歌い終わった後、「お陰さまで今晩はよく眠れます。
次はいつやるの?」 といわれると、こちらも元気がでます」 とは、介護施設の責任者の声。

古代より、音楽療法として医療にも治療に使われたとさえ言われる音楽。音楽や歌を通じて、達人たちを元気にしていきます。




認知症の人たちが笑顔を取り戻すケア


 エルソルシンノンブレでは、プロのセラピストやカウンセラーを始めとするスタッフが、『コミュニケーションのボランティア』として介護施設や時には個人のお宅や病院を伺い、認知症の方々を始めとする介護を必要とする方々への『心のケアとコミュニケーション』を行っています。

認知症の人たちが笑顔を取り戻すケア&コミュニケーション

 認知症の人たちの中には、不安やうつ状態、興奮や暴力、暴言といった症状が現れることがあります。また、脳梗塞やパーキンソン病などを患い、ベッドに長く寝て過ごす時間が多くなっている方たちの中には、言葉を発することや顔に感情を表すことすら少なくなっている場合も多々あります。

言葉を発することがほとんどなく、立ち上がることもできない。家族がいくら話しかけてもほとんど答えず、散歩に誘っても応じなかった認知症の高齢の方が、心が通じ合うコミュニケーション回路をつくり話しかけると、話し始め、立ち上がって手をつないで散歩にでかけるということもあります。

 認知症は誰がかかってもおかしくありません。現在の医学では、認知症の予防は不可能とされています。現在の認知症の人とそこに関わる方々の問題は、将来の私たち自身の問題でもあります。

 私たちは、こういった方々の心に寄り添った独自のコミュニケーションを通じて、そうした症状が消えて心穏やかになり、再び笑顔を取り戻す支援をすることを目的としています。 
 
 そして認知症になってもそれまでと同じように意義のある生き甲斐のある人生を送ることができる社会、そしてそれを可能とする、認知症の方や、障害をもった方々などを社会の片隅においやることなく、人々の多様性を受け入れ、あらゆる人を包摂して文字通り一緒に暮らすことができる新しい日本の社会を作っていくことを大きな目的としています。

(認知症の人たちが笑顔を取り戻すケア・全文))


介護者を支え、孤立させないサポート


全ての家族が人生のどこかで必ず介護の問題に直面します。
親や伴侶が認知症になったときに、家族は突然のことで世話の仕方もわからずに驚いてしまう。そして、自分ひとりだけで介護の負担を抱え込んでしまい、経済的にも精神的にも追い詰められてしまう。

「介護のため、ずっと家にいて、(被介護者)と2人きり。孤独だったし、誰も自分の気持ちをわかってくれなくてつらい。自分の人生に価値がないとまで思った」 「周囲から孤立し、精神的に追い詰められてしまう」 「毎日介護に向き合うだけの生活で、先が見えない。息が詰まりそう」「つきあいが狭く、介護の悩みを分かち合える人がいない」 「プライドがじゃまをして、弱音を吐けない」・・・。

世代によって異なる悩みがあり、介護者が家事の経験のない人が多い高齢の男性の場合、家事そのものが大きな負担になる。一方で若い世代が最も悩むのは、仕事との両立。介護休業制度は期間が限られ、両立に行き詰って仕事を辞めざるを得ない人も少なくない。しかし、退職すると収入が断たれるので、生活苦に陥るだけではなく、世間とのつながりを失ってしまい、思いつめてしまいかねない。

エルソルシンノンブレでは、プロのセラピストやカウンセラーを始めとするスタッフが、ともすれば社会から孤立しがちな介護者が自分ひとりだけで負担を抱え込み、追い込まれることを防ぎ、その負担を減らすことを目的として、介護者にたいする様々なサポートに取り組みます。

エルソルシンノンブレでは、介護者の生活支援だけではなく、ストレスのたまる日常生活から離れてリフレッシュしてもらための絵画教室や音楽教室、そして華道教室にマクロビオティックや未病のための養生食教室、ヨガや太極拳、気功などを始めとするメニュー盛りだくさんの余暇活動、(健康のための)セラピーやカウンセリング等を開催。そして教育への参加希望に対するサポートまで目指します。

具体的なメニューとして、下記セミナー・教室を提供しております。

 音楽教室、絵画教室、

 華道(活け花)教室、着付け(装道)教室

未病のための
 マクロビオティック、養生食(料理)教室、観足法

● ヨガ、太極拳、気功、座禅

● (心身の健康のための)セラピー、美顔法

様々な心身の悩みのための
 カウンセリング、

プロの介護士による
 お役立ち・日常実践介護術

プロの法律家・成年後見人による
 「お年寄りを護るための・誰にでもわかる成年後見制度』セミナー

セミナー・教室及びカウンセリングは、各界の一流のスペシャリストを招いて行われます。また、参加費用は一般民間施設よりもよりも低めに設定されております。

そして教育への参加希望に対するサポートまで目指します。

→詳細及びお問い合わせはこちら

(介護者を支え、孤立させないサポート全文)


























エルソルシンノンブレでは、プロの音楽家や童話作家、セラピストやカウンセラーなどのスタッフが、子どもたちや達人たちを応援するために、毎月下記の定例活動を行っております。
★ 児童擁護施設 訪問
★ 介護施設 訪問
★ 個人介護者宅 訪問

あなたの街にも エルソルシンノンブレ応援団
が参ります。

▶お問い合わせはこちらまで










4月12日(土)
誰もが簡単に出来る!
「第2回 美三昧的健康生活講座」
講師: 甲立りえ
アーユルベーダを取り入れた日本人に合った美容法。表面を取り繕う美容から、本当の意味で美しくなるために、高価な美容液などよりも滋養の高い自然の恵みたっぷりのシンプルな薬草などを取り入れた美容法や食事法・・)

同時開催 華道
古流 松久会「舞尼会」
講師: 窪田玲
(花を生活に取り入れる簡単な技術を紹介。庭や身近にある枝の命、花の命と出合い、その命をどう活かしていくのか・・・)